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人間の集中のメカニズムと、それを模型作業に活かすためには?

ぺぐ


今回は主に『SINGLETASK』という本を参考にしつつ、に人間の集中についてのお話をしようと思います。そしてそれを模型に活かすにはどうすればいいか、実体験も踏まえて書きます。

singletask

https://www.amazon.co.jp/SINGLE-TASK-%E4%B8%80%E7%82%B9%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%A1%93%E2%80%95%E2%80%95%E3%80%8C%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%89%87%E3%80%8D%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%E3%81%AE%E6%88%90%E6%9E%9C%E3%81%8C%E6%9C%80%E5%A4%A7%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B-%E3%83%87%E3%83%9C%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%B6%E3%83%83%E3%82%AF/dp/4478066590

みなさんは
①一転集中でやる。
②様々なことを短時間で入れ替わり立ち代わりやる。

どっちがいいのか?考えたことはあるでしょうか

ぱっと聞いた感じ、後者のほうがよくね?って感じがしますね。
しかし、前者ですまとまった時間で一転集中が最強なんですな。

それをまぁ心理学用語でシングルタスクというんですな。
一方で後者はマルチタスクといいます。


さっくりまとめると。

シングルタスク
一つの課題に集中して取り組むこと。

マルチタスク

様々なことを短時間で入れ替わり立ち代わりやる



■どうしてマルチタスクはいけないの?
人間は性質上集中力を発揮した後、休憩して次の課題に取り組もうとしても・・・次の課題に入ったときに前の集中力が脳を支配していてその集中力が徐々に落としていって、今やっていることの集中力が上がっていく生き物なのですわ。
つまり、作業をスイッチしたときに、前の作業の 「残り香」がある状態になります。それは脳みそフル活用した集中ができていない状態なんですよね。
それをいくつもやると、常に複数の課題に目が向いてしまっていて、心理的に不安定な状況にあるためよろしくないんです。
つまるところ、人間の集中=複数に同時に集中するようにできていなく、一転集中が良い。というのが今の結論になっています。

世界的なニュースではBBCのニュースで過去に取り上げられたように、仕事中にメール、電話応対をした場合、平均してその社員のIQ値が10下がったという報道もあったりします。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/4471607.stm

ということは、PCやスマホを開きながら、アニメをみて、随時SNSを返し、チェックし、作業するというのは常にIQや集中力がダウンしている状況での作業となり、最悪ということですね。



■マルチタスクをやっていいのは?
基本的に、頭使わない作業はOKです。
コピー機でコピー待ちしながらケータイいじる、3秒で終わる仕事を5個くらいまとめて処理するときなど。
だいたいは知的な活動をしないときですね。

パーツの切り出しとかは別にマルチでやってもよさそうですね。
あとは、切り出した部品をかごにぽいぽい入れるときとか。


■どうしてシングルタスクがいいの?
①目の前の仕事に全力で集中できる。
  まぁ1つに絞っているので当然ですね。エネルギーを一転集中することで、

②アイディアなどを生み出す作業においては、人間の脳みそにはまとまった時間が必要だから。

③長時間集中して作業をする習慣がつく。
一つのことに集中するということは意外と難しく訓練がいります。
シングルタスクに取り組む→訓練する→集中力のトレーニングになり、高い集中力を得られる。




■取り組むためには
だいたい取り組むにはいくつかの代表的手法がありますが、それを紹介します。

1集中力を低下させる要因を突き止めて、その刺激をなくす。
要するに環境整備です。
例:キットはその部品のみに集中する。 スマホ、PCは製作中は控える。何か気になることが出たらのちにまとめて確認する。
メールとかも基本的に決まった時間に返信する。SNSも

2自分の集中力を理解し、その範囲内で、全力で取り組む
自分の集中力というのは以外と分かっていない方が多いです。理解し、そして、その範囲内でとりくみ、休憩する、そしてまた取り組むというサイクルを作ることで常に高い集中力を得るトレーニングができますし、自分の集中力がわかるからこそ、ここまでは頑張ろうという目安を立てることができます。人間ゴールのないマラソンはできないので、ぜひ自分の集中力を理解してください。

ちなみに計測の仕方ですが、ストップウォッチでスタートと同時に作業開始です。ストップウォッチは一回ひっくり返しまして、その業中に気がそれたり、ストップウォッチをひっくり返したりしたら、その時点で集中が切れたのでストップします。それがあなたの集中力の限界値です。はじめは場合によっては30分も持たないのですが、鍛えれば長くなるので、少しずつトレーニングしましょう。


3計画を立てる。
ひとつひとつに計画を立てましょう、ゴールが見えたほうが目標に向かって真っすぐに進めるので、集中しやすいです。
例えばこの部品をいじったらこれ、この部品をいじったら次はこれと、きちんと計画をたてることで今やっている作業に集中できます。早い話がtodoリストを作るイメージです。 今回はこの部位、この部位が終わるまでは作業はしない!といった感じ。
  

■集中していた時にほかの重要なひらめきが生まれたらどうするの??
集中がとってもできていても、突然ひらめきが生まれたときそれをどうするかが問題になりますよね。
そこでひらめきを実践する=タスクが切り替わってしまいマルチタスクに陥りやすいです。
そうなったときは、頭に出てきたものを付箋やノートに書き留めてあとで見返すということが便利です。
何かに残すことで人間の脳みそはその記憶の保持にエネルギーを使わなくていい状態になりますので集中しやすくなります。
また、そういったアイディアを新たに計画に盛り込んでまた後日別の機会にすることによって高い集中力(シングルタスクの状態
)でアイディアを質の良い状態で試せるので、実は後回しにしたほうが良かったりもします。





■実例(私)
この本とそのほかの書籍などの知識から実例として私が試している方法です。

①まず計画を立てる。
これは結構詳細に立てます。途中でジャンク品を探す、どの素材を使うとかを考える時間極力なくし、作業に全力で集中したいので、思いつく限り書いていきます。

②作業環境を整える。
今は疲労感からBGMが欲しい時以外は全力でほかの刺激をなくします。
扉は全て閉め、片づけをし、整然とした状態で、必要な部品をだして一個一個作業をしていきます。
なお、プラ板とかもできる限り出し入れを減らしたいので、極力、必要なものを必要なだけ出すようにしています。

③作業する(全力で)
全力で作業をします。だいたい1時間、長くて1時間30分します。その後休憩
そしてまた1時間か1時間30分作業し以下ループです。自分の集中力だとこれを2~3セット行ったら限界がくるので基本その日作業は終了します。

余裕があれば頭使わなくてもいい作業だけします。

なお、以前は集中力を図るために、ストップウォッチを多用し、集中力を計測し、自分の集中力を少しずつ伸ばしてきました。
最初は30分×4も持たなかったです。


実績としては、これらをやることで、一週間ちょっとで5、6体のミキシング、レストア、セミスクラッチを含めた改修、作業を仕上げることができました。このなかでも特にミニ四駆のサイクロンガンダムの部品の言型を1時間で仕上げられたときはまぁ気持ちよかったです(笑)
ちなみにこれは目標値を、原型をつくることに絞ったからこそ、この数ができたわけです。

もしこれを完成品という状況にするのであれば、しっかりと、完成品一体に集中すればいいわけですな。
今それは Dスタイルコンボイで実践中です。
今のところ部位ごとの部品をしっかりと取り出し、ちゃんと作業内容を決めて集中することで、確実なステップアップで完成に近づいているので、この方法は間違いないのではないかなと考えています。

また、作業効率が上がって、素早くケリをつけることができるようになって模型における浮気予防にもなり、生産性も上がりそうですからね。

かなり使える手法なので、ぜひともみなさんもシングルタスク、ぜひ調べて、実践していただければと思います。
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Posted byぺぐ

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